雑居ビルの三階。看板のない、会員制のリラクゼーションサロン。
師匠が倒れ、施術師の「樹(いつき)」は店を一人で預かることに。
「深夜しか来られない客がいる。だから、閉めない」
終電を逃して眠れないコンサルタント。
離婚が決まり、寂しさを笑顔で隠す年上の女性。
樹の技に惚れ込んで押しかけてきた、新人セラピスト。
深夜二時の施術室で、
張りつめていた彼女たちが、少しずつ力を抜いていく――。
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