親友・慎之介の結婚式を、来月に控えたある夜。
婚約者の美穂の部屋で、三人で飲むはずだった。けれど慎之介は、仕事で遅れている。
幼馴染として、十年。ずっと隠してきた想いを伝えられる夜は、もう何度も来ない。
ソファの隣で、少しずつ触れて、ムードを作っていく。
唇を重ねたその直後、慎之介から「今から向かう」とメッセージが届く。
来させないためには、美穂に嘘を打たせるしかない。
お酒で酔わせれば、近づくのは簡単。けれど、それで手に入るのは身体だけかもしれない――。
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