るのの隣にいる、霧音すの。
学級委員長で、科学部の部長で、誰からも一目置かれる存在。
でもその視線は、ときどきまっすぐるのに向いている。
うまく言葉にできない気持ち。
近いようで遠い、その距離。
放課後の理科室。
科学部にはそれぞれの居場所があって、軽口を交わしながらも、すのを中心にちゃんとまとまっている。
そんな日常の中で起きる、ほんの小さな違和感。
色の違う炎。
静かに広がる不穏な気配。
そして――現れるアバレイド。
逃げるしかない状況でも、前に出る誰かがいる。
その背中を見て、すのは気づく。
守られるだけではいられない、自分の中の想いに。
るののまっすぐさ。
自分の中にある理屈と覚悟。
その両方が重なったとき、もうひとつの“ぴゅあはーと”が応える。
感情で飛び込むるのと、
冷静に道を切り開くすの。
ふたりは違うまま、同じ場所に立つ。
戦いのあと、ほんの一瞬だけ現れる少女の姿。
壊すのではなく、戻していく力。
その意味を知るために向かうのは、夢見屋。
駄菓子の匂いと、やさしい時間が流れる場所。
ここは、日常と不思議がゆるやかにつながる場所。
しめじーの語る世界のしくみ。
モノに宿る気持ち。
そして、まだ見えていない“もうひとり”の気配。
氷菓子を分け合って、少しだけ縮まる距離。
でも、名前で呼ぶことひとつに、ためらってしまう距離。
それでも確かに、同じ側に立ったふたり。
クールで不器用な魔法少女、ぴゅあナイフ。
その誕生が、関係と世界を静かに動かしていく。
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