山奥には不似合いなおしゃれないでたちの男が谷川に血に濡れたナイフを捨てた。
空に手縄をつけた大鷹が舞っている「鷹だ…珍しいな」男はつぶやいた。
男は谷を渡って市木に出るつもりだった。
手に鷹をとまらせた鷹匠がたたずんでいた。「どこに行きなさる?」
谷の吊り橋は落ちてしまっている、じき日が暮れる夜の山道大回りしなくては市木にはでられませんよ。
鷹匠の老人は言った、「うちに泊まりなさい、5千円で飯もつける」
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