悲しげな表情で麻衣は海を見つめていた。
その海で佐倉純が死んだ…まだ遺体も発見されていない。
麻衣は泣きながら花束を海に投げ入れた。
その海辺で不思議な黒のマントをまとった男が天秤棒に
金の桶と銀の桶を括り付けて肩にかついでいた。
「潮をくんでいるのさ」男は誰にともなくつぶやいた。
金の桶と銀の桶に汲んだ不思議な力を持つ潮を…
男はいきなり金の桶の潮を藤木麻衣のあたまからざんぶりとかけてきた。
「お前が誰だかは知らないが俺は運がいい契約の日にお前にあえて」
男は冷酷な微笑を浮かべていた。
ぬれねずみになった麻衣は叫んだ「何するんですか!」
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