――わしは昔から人間が好きだった。
他人を愛し、協力し、そして互いに力を合わせて困難に立ち向かう姿を見るのが好きだった。
あれは雨の降る日のこと。
雨に濡れたわしは雨をしのぐために大きな木の根元で雨宿りをしていた。
そんな時、一人の少女がやってきた。
彼女はわしを見るとすぐにその身体を使って温めだした。
わしは妖なのじゃから多少体が冷えようとも問題ないのだが、
冷えた身体に少女のぬくもりは心地よかった。
それからわしは少女と頻繁に会うようになった。
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本編34ページ
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